私は好きで結構アニメを見ます。
今までの実績ベースで考えた時に、アニメから得られる情報は下手すると現実世界で得られる情報よりも多いかもしれません。
今回は少し趣向を変えて、私がハマったアニメ「賭ケグルイ」について書いてみたいと思います。
普段しばしば考えるのですが、世の中の根源的な価値や原理原則というのは割とシンプルなのだと思います。
物理法則は簡単な数式で実効的にモデル化できますし、普段周りの人たちの行動の背景にある衝動は割と簡単に言葉で表現することが出来ます。
しかしながら現実世界は情報量が多すぎて、気を抜くとそういった原理を見落としてしまいます。
アニメというのはそれを非常に単純化して、とてもシンプルに美しく世の中を動かす価値観や衝動を表現できていると思います。
私が下手に情報過多な日常生活や、日常生活を模した中途半端なドラマよりもアニメが好きなのはそういった理由なのでしょうね。
皆さんは良い小説とはどういうものと考えられますでしょうか?
読む人により、言葉遣い、物語の構成、描写力等色々とあると思います。
私は良い作品というのは、私自身が探している真理をもっとも情報として多く含むものこそが私にとっての名作なのだと考えています。
そして大多数の人にとって多くの答えを用意できるのが、ベストセラー作品なのだとも考えています。
私が好きな作品は、私にとって必要な情報、私にとって気づかなければならない真理を含んでいる、だからこそ心に響くのだと考えています。
私にとって響いたのは、先ずは美の持つ圧倒的な力です。
美は絶対的な価値であり、美こそが全人類が一様に求める価値であるということ。
一見当たり前ですが、これを確信を持って言えることが大切だと考えます。
美しい登場人物が語るからこそ、物語が魅力的なのです。
そして人間のリスクリターンを本質的に求める本能。これをこの作品ではしっかり強調して描いています。
思うに我々の祖先が進化していくうえで、リスクをおかして新しい発見をすることで人類が発展していったため、本能的欲求レベルでリスクを冒してリターンを得るという行動が刻み込まれているのでしょうね。
だから日々の活動においてリスクをとることの重要性について、確信を持って臨む必要があるのです。
大切なのはリスクを自身の制御下に置くこと。それにより、私たちは死ぬことなく進歩を続けることができるのです。
もしこの点についてこの作品の中で語ることが出来れば、これは立派な人生の教科書になり得るのでしょうね。ていうか恐らくそこも語ることが出来ています。
作中でギャンブルに負けた人達は誰一人死んでいない。みんな傷を負いながらも、その人生を前に進んでいる。
歌詞にも表れている、「失うものはたかが知れてる、明日を無くしても未来が無くなるってわけじゃない」
素直に、日本のアニメのレベルの高さに畏怖すら感じます。大袈裟ですかね?
価値観は人それぞれで、そこに絶対的な正解はないです。
個々人の正解は、その魂に刻まれている。そう思います。
世の中の仕組みは複雑です。そこには巧妙にトリックが仕組まれている。
勝つ人は勝ち、負ける人は負けるのです。
ある種いかさまとも言える仕組みが世の中には公然とまかり通っていますね。
そのことに気づかなきゃいけないってことに、この作品は語っています。
美しい作品だったなと、満たされた気持ちで振り返れる名作でしたね。
「百花王学園は、私が作った私のアクアリウム。弱肉強食を理として、美しく循環する閉じた世界。」
私も資産形成自動化システムの構築を考えるうえで、こういった右脳から得られるインスピレーションを大切にしたいなと思います。
たまにはこういう記事も書いて行きたいと思います。副業を健全に運用するうえで、下手な投資セミナーより出来の良いアニメの方がよっぽど有益な情報を与えてくれますからね。
それでは本日もありがとうございました!