ひぐらしのなく頃に。私の中で今季覇権アニメ確定の流れです。
以降多少ネタバレを含みますのでまだこれから見たい方はお控えください。
始め見た時は最近よくあるリバイバルものか・・・くだらん。
みたいな冷めた目線で見ていましたが、見進めていくうちに資産としてのキャラクターの魅力と10年間で練り込まれた設定やストーリーが新しい脚本によって完全なる続編として作られていることを感じ始めました。
23話では北条鉄平の繰り返す人生が描かれました。
人生は何度でもやり直すことができるのかもしれませんね。
それはもしかしたら魂の輪廻だったり、もしかしたら一回しかない人生をどんなに年老いていてもそこからやり直したりかもしれません。
私も過去を振り返りました。
愛されていることを理解も自覚もせず、満たされない人生を借金にまみれ、少ない友達にも周りの人にも冷たく当たり、家族や兄弟にすら冷徹に振舞い、道行くちんぴらに絡まれれば暴虐的に振舞い。結構なくずだったと思います。
それがどこからでしょうか。何がきっかけだったのでしょうか。
おぼろげに覚えているのは、自分のことを大切だと思っていてくれる人と出会い、その愛に報いようと決意したことだったと思います。
きっとその人も寂しかったのでしょうね。私と同じように。
それでは道行くちんぴらは何者なのでしょうか?迷惑を振りまくその人は過去の自分と本質的には同じですし、その人も何かをきっかけにもしかすると沢山の人たちの命を救うことだってあるかもしれません。
無意味な性善説性悪説にとらわれると人の本質を見失います。
愛こそは全ての芽吹きだとすると、いつかはそこに全てが帰結するはずです。それこそがきっと人の本質なのだと推測します。
未来を予知することは出来ませんが、未来をぼんやりと見通すことは出来ます。
どんな時からも人は変わっていけます。私自身が自分に証明しています。
もし今の状況に絶望されている方がいらっしゃるのであれば、自分自身の中にある愛に気付くことが出来れば未来を変えることが出来ます。
子供を授かって本当にクリアに見えるようになったのは、命の価値に貴賤や上下は無いということです。誰にでも平等に分け与えられたものです。
ひぐらしのなく頃にの作品群は登場から20年が経ちますが、それでもこうして人の心に訴えかけ続けています。
不思議な世の中ですね。未視聴の方は是非初作から見ることをお勧めします。
いつか雛見沢みたいな田舎に山や家を買って、ぱっと見は古民家な実は中は最新の映像音響機材と快適な室内設備の整った環境でリアルひぐらしの鳴き声+環境+最高のアニメ視聴環境で盛大にひぐらしのなく頃にを楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
それでは本日もありがとうございました!