私は投資において以下の優先順位で投資活動を行っています。

1.現金を目標量確保

2.キャッシュフローを最大化する投資

3.将来資産成長への投資

先ずは現金をしっかり確保します。

サラリーマンをされている方は毎月収入が入って来るので生活費としてはそちらを充てれば暮らしに問題は無いと思います。

それでも現金を一定量保有することで投資生活において重要な平穏感を得ることが出来ます。これは投資生活を長く続けて末永く恩恵を受ける上で非常に大切なポイントとなります。

現金の目標量は人それぞれですが、私の場合は生活費の1.1年分を最低限持つようにし、市況に合わせて投資余力と事業資金を別に持つようにしています。

次に日々現金が入ってくる様なキャッシュフロー資産に投資をします。

これにより現金を生活費や再投資に使う余力を日々生み出し、且つ投資をしている実感を現金収入から得ることでモチベーションを維持することが出来ます。

目標キャッシュフローは始めはお小遣いレベル、次に生活費レベル、そして余裕ある生活費+再投資資金と段々と金額を上げて行くと良いと思います。いきなり大きすぎる金額である必要はありませんね。

そして最後に将来の資産を最大化する成長性の見込めるものや安定した投資先への投資を行います。

この1⇒2⇒3のループを回し続ける事で自然と資産は分散され、現金を手元に控えつつ毎月安定したキャッシュフローを受け取り、将来の資産も大きく増えていく好循環に入っていくことが出来ました。

2と3のどちらを優先するかは人それぞれではありますが、1についてはやはりこれが例外無く最優先だと思います。

投資生活を長く続けることが資産を大きくする上で最も大切であることは疑い様もありませんが、その中で現金を手元に沢山持っておけば日々安心して落ち着いた気持ちで相場を眺めていることが出来ます。

「あ、株が安くなった。」

このフレーズに喜びを感じることが出来れば投資による資産形成は成功に近付いているのではないかと思います。

実はこれは私自身が最も気を付けなければいけない点でもあります。

投資大好きな私はどうしても投資先行、リスク先行となり中々これが出来ませんでした(笑)

ですが一度この現金保有ルールを定めてから日々の投資生活が非常に心地良くなり、

「めっちゃ下がったやったー欲しい株が買える( ゚Д゚)。」

みたいな感じになりました。

現金確保の最優先。分かっている様で中々出来ないこの投資の基本をしっかり守っていきたいですね。

とおる

FIREした元サラリーマンが資産運用収入を土台に様々な事業に挑戦しています。実体験に基づいた情報を発信していきますので、同志の皆様のお役に立てば何より幸いです。 略歴:国立大学大学院卒業後、日系電機メーカ、日経自動車メーカ、外資系メーカで開発業務を遂行。会社勤めの傍ら木造アパート1棟、太陽光発電所2基、株式、現金コモディティ他をコアとした資産運用を8年実施、生活費相当の資産収入を築きFIREを達成。現在は経営者として事業経営の日々。娘1人の3人家族。