Nobody wants to get rich slowly.
とはウォーレンバフェット氏の言葉ですが、これこそが投資の真実だと感じています。
投資による資産形成はとにかく何年、何十年と時間が掛かります。
私も1億円の純資産を目指して2015年から運用を始めましたがやはり15年くらいは掛かりそうだなと感じています。
この感覚は草木が育つ時間感覚に似ているなと常々思っています。
植物のゆっくりした応答は本当に投資に近いです。
植物は人間の時間感覚には合わせてくれません。今日種を撒けば明日芽を出す様なものでは無く、木々が花を咲かせるまでに2~3年は掛かります。果実を実らせるためには5年以上かかることも普通です。
これは会社が利益や信用を蓄えて良い具合に株価が上昇する時間感覚と非常によく似ています。そして長期的に投資で成功するためにはこの感覚を身に付けることが必要不可欠だと考えています。
ガーデニングと投資を重ねると以下の様な感じでしょうか。
今ではベランダを覆うほど(一家庭を賄うに十分なほど)に植物(資産)を育てていますが、たまには枯れたり(倒産、ロスカット)、害虫が発生したり(資産運用利率の落ち込み)、もちろん育てば果実や一年草を収穫したり(配当受け取り、利確)しながら、近所の農園に拡大(資本規模やアセットクラスの拡大)しながら少しずつ運用規模を広げています。
私が資産を順調に拡大できているのはこの植物の生長感覚と資産形成を重ね合わせているからだと考えています。
経済の好況不況は7年くらいで巡るものと言われていますが、これもまた植物の時間感覚に非常によく似ていますね。
短期売買の投資って極論すると確率50%前後の博打なんですが、これが長期株式投資となると体感的には手軽に勝率70~80%を狙える非常に有利な投資となります。幾つかこつがあると考えています。
・上がり始めてしまったら大きくは手を出さずじわじわ買う程度に抑える。
・下がってきたら少しずつ買い増す。そして大暴落は思いっきり買う( ゚Д゚)o
・上がり始めたら放置してまた買い時を待つ。
・株価が落ち着かない時は投機マネーが出入りしているだけなのでなるべく手を出さない。
これを企業分析をしながらひたすら繰り返す。世の中にこんなに簡単にお金を稼ぐ方法は他に無いと思います。不労と言われる不動産ですら株の長期投資に比べたら重労働ですが、そもそも株価上昇の原動力が社員の労働力なので当たり前なんですけどね。
安いと思った時だけ買う。下がっても売らないで下がった分だけ買う。時間はかかりますが確実にお金持ちになれます。
マーケットの動きの裏を書くのは不可能と割り切り、割安の時だけ買う感じですね。楽した分だけ成績は下がりますがドルコスト平均法も組み合わせるとバランス良く確実に資産を増やしていくことが出来るはずです。
あまり資産形成に躍起にならず、メディアが暴落を騒ぎ出したら買い増す様にしましょう。
最近は「~市場の終わりの始まり」とか「~規模の資産が一夜にして失われた」とか言うネットニュースをトリガーに購入を検討したりしています(笑)。ニュースキャスターが深刻な顔をしていて何とも珍妙なのですが。
とはいえ先ずは買わないと始まりませんので、納得の行く金額を先ずは購入し長期の動きを体で覚えてからでも良いかなと思います。
私もこの調子で気長に一先ず株式資産数千万円を築くつもりです。
まあ2~3年で一気にお金持ちになりたい!という気持ちは私もすごく良く分かります。
ですが昔から思っているのは、資産家になる過程そのものが楽しいのであって、資産を築き上げてしまった瞬間というのは多分それが本人にとっては当たり前となってしまいそんなに楽しいものでは無いんじゃないかなと思っています。
成長している感覚、上に向かっている感覚そのものが楽しく、それを気長に楽しむという意味でも資産形成は植物を育てる様な時間感覚でいることを私はお勧めします。
普段の生活に仕事に子育てに夢中になりながら、投資による資産形成自体はゆっくりじっくり進めましょう。
本質に根差して進めば資産1億円は必ず手に入りますので、焦らず落ち着いて戦略的に。そして何より楽しく資産形成を進めましょう!
以上、ウォーレンバフェット氏の言葉と私が好きなガーデニングをテーマにしてみました。