私は学生の頃から楽器演奏が好きで、色々な楽器を演奏してみました。
自分に最も合っていると感じたのはバイオリンで、次に好きなのがピアノ、チェロ、ドラムと続きます。楽器演奏という手段を言葉を話すように使いこなせていたら、人生は大きく異なるものだっただろうなと思います。
楽器の様な神経連結を強く求められるものは幼少期からの訓練無しには技術を磨き上げることが非常に難しいと言うことも分かりました。従って私は演奏技術の追求は止め、その代わり娘には楽器演奏と語学教育だけは意識して3歳くらいから施すつもりです。
音楽は聴くより弾く方が楽しいので私も趣味で続けています。
とは言え私がかなりの時間を注いだ楽器演奏を人生に活かすことは可能で、その一つの手段は他の分野に楽器演奏で得た知見を応用すること。
実は受験生時代最も成績が良かったのが「音楽」という(笑)(次に数学物理だったような)。
ということで今回は各楽器の役割を資産運用のアセットクラスに当てはめてみたいと思います。
アセットクラスには現金や株や債券、金や暗号通貨、不動産と実に様々ありますがそれぞれ特性は全く異なります。
不動産は完全に低音パートですね。緩やかな価格変動で資産の土台を支えつつ、地道に確実に家賃収入で現金を生み出してくれます。
そのくせしっかりソロもこなせる優等生でこの辺り本当にチェロに近いものがあります。
コントラバスやエレキベースはほとんど触ったことが無いのですが、不動産はチェロよりも更に低音パートを担う感覚です。金もどちらかと言うと価値を保存する低音な印象。
そして伝統的企業の株や債券は中音パート、内声や和音を司るものでピアノが一番近いですね。もちろん大地を揺るがす様な低音も光輝く様な高音もこなせますが、得意とするのはこの中音和声部分。
そして暗号通貨やハイテク株成長株は明らかな高音パート、メロディーや装飾音を得意とする印象です。バイオリンやドラム等が近い気がします。実際無くても音楽としては成り立つ、でも誰もが知る美しく派手な音色が特徴ですね。
これらを上手く組み合わせて資産を楽団の様に運営すると資産運用も上手く行くと思います。
そういう意味では指揮者の様に全体を見て動かす才能がある人って、結局何をやっても上手くこなせるんでしょうね。
つまり資産運用を行う自分は指揮者で、不動産や金を資産の土台とし、その上に伝統株や債券等を乗せ、成長株や暗号通貨で資産全体の活気や躍動感を出す。
あれ低音パート弱いなと思ったら低音を厚くする、みたいな感覚で資産運用。
こういうバランス感覚って何事も必要ですが、より自分が良く知るものに当てはめると良いですね。多分ラーメン作りとかに当てはめても良さそうです(笑)
一人で全ての楽器を演奏するのは難しいですが、それと同じ様に人一人が知り得る知識や使いこなせる技術もそう多くは無いですよね。
それでも個人レベルでの成功であれば一人でこなすことも出来るんだと思います。
そして社会的に大きなことを成し遂げようと思えば必ず誰かの力が必要となるのもまた事実。
私は今は純資産2億円ほどの富裕層を目指していますが、それは目標と言うよりも比較的実現可能性の高い予定のようなものでしかなく、その先で必ずより大きな目的を持ちそれを次代に引き継ごうとすることも何となくですがわかっています。
その時に必ず誰かの力を必要とします。自分一人で楽団を形成することはできませんしその必要も無いですので、最終的にその時にどれだけ自分が人に信頼され、また人を信頼できているかが私の人生の価値となるのだと思います。
こう考えると立ち止まっている時間は本当にありませんね。
まだまだ目的を遠くに見据えながら目標に向かって進み続ける。人生はその進む過程に本質があり、その魂をしっかりと娘の世代に伝えたいものです。