私は学生時代どうしようもないダメ学生だったと思います。
高校時代に勉強し過ぎたせいか勉強はほとんどせず学校の外の世界を見てアルバイトに明け暮れてばかり。院試も試験三日前に勉強を始める始末。成績は優良可の入り混じる何とも微妙なもの。
それでも私の様な阿呆も卒業した大学はもう変わることは無く、部活動で運良く出会った仲間との良い思い出と共に、自分にも研究者としてより誇れる人生もあったのだろうなと振り返り後悔の念を覚えることがよくあります。
その時は気づかないものですが、そういった環境が如何に貴重な時間であったかを今になり理解しています。
娘にはこんな思いをさせたくないので、若いうちから働いてお金を得る様な経験を沢山させいざ大学生になったら学業に専念できるような環境を与えてあげたいですね。大学レベルの基礎学力があると人生遥かにイージーモードになりますし、それが不十分な私はそれが原因で多くの困難と遭遇する羽目になっています。
将来に迷った時間ではありましたが、本当はきっと迷う必要は無かったんでしょうね。
それでも学生生活を送る中で掴んだ様々な知識やスキルはこれからも私の武器となります。あとはそれを最大限使いこなし高みを目指し続けるのみです。
今年退官される教授方の言葉で印象深かったのは
・研究テーマは「人のやっていない」「誰よりも早く」「簡単な」ものを選ぶべし。簡単なというのはゴールがおぼろげに見え、そこに至る道が見通せるという意味。
・エントロピー最大の行動選択で未来を切り開く(その情報を選択した場合にどの様な事象が起こるか不確実である方向を選ぶ)。
例えば本ブログで目標にしている総資産6億円、純資産2億円、年収3000万円と言うのは実現手法がかなりクリアで時間さえ掛ければ到達できる簡単というほどではないですが実現は十分に可能なテーマと言えます。
そして私が進んでいるアフターサラリーマンの世界、資本家事業家経営者というのは私が学んでこなかった未知の世界でありその先はどうなっているかが分かりません。行動次第では無限に可能性が広がる世界です。
他にも最新の研究成果が見られ、澪電会報は私としては工学方面のまたとない情報プローブになってくれそうです。
「今目の前にあるものを大切にする」。これは私が経験した数々の失敗に共通して欠落していた概念だと思います。
つい外に外に先に先に目を向けてしまいますが、今に集中をすることが出来ていれば大切なものを取り逃すことも無かったかもしれませんね。今の生活の中で本当に大切なものはしっかりと見極めて大切に行くようにしたいと思います。
工学部ではスマートな社会を実現するための応用技術を主体とした実用に近い分野で研究が進みます。私も光通信高速化実現のためのデバイスを研究テーマにしていました。
今ある全てのものを最大限活用し、個人の豊かさも大切ですがより社会全体が豊かになる様まだまだ余った命を使っていきたいですね。
これからサラリーマンを続けながら少しずつ事業家としての道を進んでいく中で、工学の生活への応用と言う分野はまだまだ個人のレベルで出来ることが沢山あるはずです。
元馬鹿学生な私ですが、もう少し理系的な頭の使い方をすることで世界がより開くのかもしれませんね。