世界の発展の歴史を見ても、いつだってそこには見た目の綺麗な「表舞台」と裏でそれを支える「裏舞台」の様な物がありました。
街は美しく整然と整っています。水は綺麗で整然とインフラが整い、清潔で洗練されています。方や工場地帯や生産設備、廃棄物処理場や無機質なサーバー群など裏舞台と言える場所があります。
手つかずの自然は遠景には美しいのですが、実際は生物入り乱れる人間が近づけるものではありませんので人が暮らすためには人の手を加える必要があります。人の手があまり入らない街もやはり荒れてしまいすさんだ世界が広がってしまいます。
インターネットやSNS、これから来るメタバースの世界でも同じ様な事が言えます。
データ上の世界は整然と美しく整っています。そしてそれを支える通信衛星インフラや表示デバイス、膨大な電力を賄う発電施設はやはり裏方です。
人の手が加わるほどに清潔洗練、裏方に回るにつれて段々と工業的無機的になります。
現実世界より理想的で美しい世界がネットワーク世界のメタバースであり、五感で感じる最も贅沢な世界が人の手が十分に入った現実世界であり、裏方を無機質な工業世界が支え、そして人の住まない世界としての大自然があります。
ここにメタバースの将来性と存在価値がある様に思います。
確かに現実世界で贅を求めるのは非常に高コストであり、やはり毎日というわけには行きません。毎日出社するのも時間の浪費ですしこれからメタバース上で仕事を行うことも明らかです。
メタバース世界は今に始まったものでは無く、20年ほど前から既にゲームという媒体を使って実用化されています。あくまでそこの延長線上にあるのが今流行りのこのワードですね。
現実世界よりも美しい居心地の良い世界。そこに多くの方が魅力を感じていたと思います。
現実世界において発現している苦難、例えば部下の業務負荷、労務等のマネージメントは人が行う必要はありませんし、そういう意味でコンピュータが世界を一部分野で制御する世界というのが人にとっても幸せなのは普段マネージメント層のつらそうな顔を見ていると良く分かります。
やはりクリエイティブで直接的に顧客と対話する仕事を人が受け持つべきですね。
電話もテレビもラジオもインターネットもスマホも衛星もゲーム機やVR機器も全て価値の延長線上にあるデバイスなので、これらを裏舞台として使って世界は劇的に変化するというよりは少しずつ快適で便利な世界が表舞台で創り上げられていくのでしょうね。
私は長期投資家としてまあ順当にこれらの分野にも均等に投資をしていきますし、派生分野であるAIカーやウェアラブルスマート端末もこれから普及していくでしょう。
メタバース世界上での居場所や世界への発信手段も作っておきたいですね。そして裏方としてのクリーンエネルギー生産や生命維持のためのインフラや食料生産も間違いなく大切になって来ます。
この辺りが私の事業の中核になっていくだろうなと考えています。
まだまだ世界をより良い方向に持っていきたいものです。