我々はいつから働くことにネガティブな印象を持つようになったのだろう。

私が初めて働いたのは近所のコンビニでした。素直に辛かったのは朝起きるのがきつかったことくらいでしょうか(笑)。出金すれば代わる代わる色んなお客さんが来て意外と接客向いてるなと思ったものです。

スーパーでタイムセールで声を張り上げて売りさばいたり、電気屋で販売応援スタッフやって掃除機売りさばいたり、ファミレスでホールスタッフやったり引っ越しアルバイトで強烈なキャラのおっちゃんの指導の下で働いたり。

基本的に興味のある分野や収入の良い仕事をしていたので決して苦しいとか言うようなものでは無かったですね。

それが今やあ~朝起きるの嫌んみたいになっているのが不思議で仕方ないですが、そこは責任の大きさの差なのでしょうね。やはり多くの人を動かし使うというのはそれはそれで大変ですし、たとえそれが好きな分野でも変わりません。

私も車好きですが車開発のあれこれで調整調整報告調整な日々はやはり中々ヘビーです。まあでもその開発に関わった車を路上で見かけると少し嬉しくなったりもします。

適度なバランスを保ちながら仕事をする大切さ

やはり責任を一人で背負いすぎると手に負えなくなりますし、何より休みも取れず超過残業が過ぎると段々ときつくなるのは当たり前です。

言いたいことは言った方が良いしそこに遠慮や配慮は不要。相手が上司で同僚であれそこは変わりません。むしろ後輩に対して配慮をし、道先を示してあげることがよほど大切だと考えています。

こうやってバランスを取りながら働いていると仕事は決して悪いものでは無いと感じるようになります。

「あれ今日土曜日なんだけど仕事のことを考えてる・・・」という時にそんなに悪い気がしていない状態と言うのが目指すところですね。

そのためには仕事に前向きに取り組むこと、やりたいことを行動に移しながら仕事すること、その中で出来ないことははっきり出来ないということですかね。出来ないというのは寂しい話ですが、組織ぐるみで大勢でやることを一人で全て出来ないのは当たり前ですので。

プロジェクトマネージャー経験のある身として、全体を見ながらその全体の中で手を入れ過ぎず抜き過ぎず、この辺りを周りとコミュニケーション取りながら自分なりのバランスを取る。

今の時代管理者もリモートでチームとの距離が出来てしまっているので、自律的なメンバー間での調整力がより重要となってきています。

まあ誰かが困ってたら手伝い、自分が困ったら手伝ってもらい(無理やり手伝わせ)、休みたい時はばっさり遠慮なく休み、調子が良い時は一人で全部こなすくらいのバイタリティを持っていたいものです。

働いた先の景色を想像する

ぶっちゃけ私は数年先に起業するぞとか言ってますが(まあ今でもいちおう起業はしている)、ここまでどっぷりプロジェクトに入り込んでいると自分の都合では中々抜けられないだろうなと感じています。

それは別に強制されてとかでは無く中途半端に辞めると後悔が残ることを知っているからですね。やっぱり最後までやりきって悔いを残したくない。

育児休暇前もとりあえず某国産電気自動車用部品の開発を終わらせてから休みに入って良かったなと心底思っています。コロナリモート分断のせいで割と限界ぎりぎりでしたが。

でも何だかんだ道端でその車が走っているの見るとほっこりします。

苦しいことはその時は苦しいですが終わってみるとなんてことないものです。今週しんどかったことなんて今朝起きたらすべて忘れていました(笑)

そして区切りの良いところ、恐らく2年後、5年後くらいのどこかが私が次の世界で働くタイミングだと感じています。

仕事の無い人生はつまらない、ということを一度育児休暇やその他の休暇制度を上手く使って体感してみるとこのことが良くわかるようになると思います。

健康的に働いてお金の悩みも吹き飛ばす

年金問題や老後問題、インフレや無茶なFIRE願望など今日本で発現し始めているお金の問題の多くが、実は健全に仕事を行うための一日一日の小さな投資の積み上げにより解決できるということに希望を感じてください。

健康的に働いている限り、そして適切にお金を使っている限りお金に困ることはありません。

そしてがっつり稼ぎましょう。ここも遠慮はいりません。給料安いなら遠慮なく安いと言って転職する大胆さや行動力も必要ですね。安いなら安いなりに時間配分や複業や夫婦協力で稼ぐ。私の様に超分散型維持管理に莫大な工数掛けるひとり金融収益システム運用でもだいじょうぶです(笑)

そして仕事の稼ぎをSUICA空からオートチャージみたいに考えてどうせ今日お金使ってもまた来週働いて補填されるし、くらいに気楽に構えれば良いと思います。不安を感じている暇が合ったら行動に起き替えて時間を使いたいですね。

どのみちお金の有効な使い方を知るにつれ出費は劇的に減って行きますし。円安による外資の参入や外国人流入、そもそもの働き手の減少で働く機会やビジネスチャンスはまだまだ増えていきますので。

健康だけは代えられないので、私の様に野菜を育てながら日差しを一杯浴びて泥まみれになりつつ汗を流し体を鍛えましょう(目的と手段の逆転化)

ということで今週末もTボーンステーキをウィンドウショッピングしに近所の外資系スーパーに行って来たいと思います。

それでは皆様も良い週末を。

とおる

FIREした元サラリーマンが資産運用収入を土台に様々な事業に挑戦しています。実体験に基づいた情報を発信していきますので、同志の皆様のお役に立てば何より幸いです。 略歴:国立大学大学院卒業後、日系電機メーカ、日経自動車メーカ、外資系メーカで開発業務を遂行。会社勤めの傍ら木造アパート1棟、太陽光発電所2基、株式、現金コモディティ他をコアとした資産運用を8年実施、生活費相当の資産収入を築きFIREを達成。現在は経営者として事業経営の日々。娘1人の3人家族。