生活にしても会社の存続にしても維持をするために必要な収入をその本業ではなくベーシックインカムとも言える金融資本の運用で賄うことが大切だと感じます。

会社員としての給料収入により生活を維持しようとすると働き続けなければなりません。そうすると様々なリスクに対して脆弱になり働くことから抜け出せなくなります。

もちろん最終的には働くことが楽しい状態と言うのが理想なので働き続ける事は最終的には良いこととなりますが、生活のために仕事を選ばず働き続けなければならないという状態からは抜け出す必要があります。

そして会社維持にしてもそのビジネスの収入で会社を維持しようと思うと常に利益を出し続けなければなりません。

この維持存続のための費用こそ金融資本からの収入で養うべきと言うのが今回のキーメッセージとなります。

生活維持費と会社維持費

配当金や家賃収入から生活費を得て自由気ままにのんびり暮らしたい。これは多くの子持ちアラフォーに共通する願いなのでは無いでしょうか。

子供を何人を持ってがむしゃらに働きながら家買って車買って週末は旅行しながら右肩上がりに給料が増えて行く、そういう時代では無くなって来ているのは明らかです。

快適な暮らしを廉価に実現できる我が国日本においては生活のためのお金を多くは稼ぐ必要は無く、稼ぐことは早期の資産形成を加速することに価値があります。私も意識はしていなかったのですが振り返ってみると早いうちに転職して給料を上げて何を得たかと言うと生活の物質的豊かさでは無く資産収入をもたらす金融資本でした。

ということで若いうちはがむしゃらに働き資産を構築し、資産運用収入から生活費を賄う状態を早期に築き上げることが大切になって来ます。ただ若いうちはお金を使って得られる喜びを感じる感受性も高く、仕事を通した世界的なフィールドでの経験はやはり若いうちほどに楽しいのでそこはバランス良く40代前半でFIRE可能な資産に到達するというのが良いと私自身は結論し実行しています。

20代は何でも新鮮、30代前半は裁量も付き始め、40代前半までは割と好き勝手出来ます。この40代前半辺りがサラリーマンとして従業員会社共に旨味のある時期で、これ以降は管理の能力が高いかどうかと言ったところでしょうか。

一度生活を維持できる金融資本さえ築き上げてしまえばそれ以降は働き続けて資産を爆速で増やすも良し、のんびり慎ましく暮らすも良し、起業して次の人生のステップに進むも良しです。生活は金融資本が保証してくれます。

そして会社にしても同じで法人の必要生活費とも言える法人住民税や税務決算に税理士報酬そして社会保険料福利厚生費に事務所及び一般費用諸々も先ずは金融資本の運用により賄いたいところですね。

この個人の生活維持費を年間300万円、法人維持費を年間200万円とすると合計で500万円となります。仮に金融資本の5%で賄うとすると1億円の金融資本が目標となります。

ストック収入の構築を目指し続ける

ということでサラリーマンのうちは早期に生活維持費を賄う金額を目標とし、起業して法人設立した後にその法人を維持できる金融資本の構築を進めます。

ここの金融資本の構築には広義に収益不動産も含め、法人での不動産運用によるストック収入の確保を先ずは進めます。この上に好きなビジネスを乗せることでそのビジネス維持に必要な費用は金融資本からの収入で賄いつつ好きなことを事業にしていきたいですね。

そこはサラリーマンの時と同様に先ずはフロー収入で稼いで金融資本を構築してきたことを考えると同じ流れにはなりそうですね。ということで法人でも稼いだお金はガンガン金融資本への投資に回していきます。

まあ結局やることは個人でも法人でも同じですね。安定したキャッシュフローさえ築けてしまえば後は何とでもなります。

私自身は経営者としてその上澄みを役員報酬として少しもらうことになるのでしょうが、結局そんなに使うこと無いので個人の金融資本に投資することになりそうですが(笑)。とは言え折角事業を運営しているなら欲しい車くらいは買って行こうと思いますけどね!

ということでまだまだ法人運営については模索していきたいと思います。

とおる

FIREした元サラリーマンが資産運用収入を土台に様々な事業に挑戦しています。実体験に基づいた情報を発信していきますので、同志の皆様のお役に立てば何より幸いです。 略歴:国立大学大学院卒業後、日系電機メーカ、日経自動車メーカ、外資系メーカで開発業務を遂行。会社勤めの傍ら木造アパート1棟、太陽光発電所2基、株式、現金コモディティ他をコアとした資産運用を8年実施、生活費相当の資産収入を築きFIREを達成。現在は経営者として事業経営の日々。娘1人の3人家族。