資産運用における行動指針としてのキーワードは以下の「キャッシュフロー」、「分散投資」、「コツコツ下落買い」だと考えています。
そしてそれをより上位概念で考えた時に重要になって来るのが、「キャッシュフロー指向」、「安定した資産成長」、「価値の保存」という概念です。
それぞれ前述のキーワードに繋がるものですが、特にキャッシュフロー指向というのは資産運用においてとても重要だなと感じます。経営指標でも重要であり、経済活動全てにおいて最も重要なのがキャッシュフローなのだと考えています。
極論現金さえプラスで回っていれば経済活動は永久に続けることが出来ます。資産も負債も関係ありません。
資産額は日々変動し、場合によっては大きく下落してしまいます。
そうなった時にもはや資産を売り買いしていても結局投資で利益を得ているのか分かりにくく、資産運用においてはより安定したKPIが必要になって来ます。
その時に資産からの見た目上実現利益であるキャッシュフローをKPIにすれば資産のコントロールは非常にやりやすくなります。
キャッシュフローを目標にポートフォリオを設計すれば、日々変動する各資産の中でも目標を見失わず資産を運用することが出来ます。不動産なども極論資産額が幾らかは売れるまで分からないですが、家賃収入と借入返済金の差額であるキャッシュフローであれば目にはっきり見えます。
ここを頼りにすることでFIREにおいて重要となる資産からの収入目標までどのくらい投資が必要かも見えるようになります。資産額で見てしまうと減ったり増えたりで果たしてFIRE出来るのかなど分かりません。
資産成長率が過去のデータ通りに行くわけもなく、直近目に見えるキャッシュフローをKPIに資産設計をする方が良いと考えています。キャッシュフローが減れば増やすためのアクションを取れば良いので手段も明確になると思います。
過去のデータを参照して今時点で最も良いだろうと思われるものが分かったとして、それがこれからも続くであろうと考える人が増えるほどにそこにお金が集まり、結果として割高且つリスクに脆弱となって行きます。
おすすめの投資と言うのは今は良いのですが将来どうなるかは誰にも分かりませんし、情報の受け売りでの投資は状況の変化に対応できず結果として資産を失うことになる可能性が高いです。
例えばインデックス投資は最も手堅い手法だと言われていますし私も今まではそうだったなと分かるのですが、その分そこに各所からのお金が集まり投機マネー分の割高度がどんどん上がって行きます。
そして投機マネーは経済危機で一斉に引き払われますので下落耐性も低くなってしまいます。
ですので私はインデックスに対しても多少俯瞰して投資をしており、出来得る限りの未来の想定を主体とした個別株投資を株式投資においては重視しています。そしてそれぞれのアセットクラスの長短を補う各種資産への分散投資を旨としています。
まあ完全には読み切れませんので投機性は最後まで拭うことは出来ませんが、今触れられる最前線の情報を最大限に活用して投資を進めていきたいと考えています。
何事も自分の頭で考えて手と足を動かし、地道に自分の力で一歩一歩進めるのが一番強いのです。
価値の保存や資産成長については以下の記事にも色々と書いていますが、こちらもより理解を深めて更新していきたいですね。
やっぱりお金を儲けるというのは資本主義社会のある種の究極命題なので、そう簡単なものではありませんししっかりと時間を使っていきたいですね。
投資の世界は常に研究、手法も少しずつ改善していきたいですね。