ここまで世の中のために働ける人がいるだろうか?
彼はもう既に巨万の富を手にし、名誉すらも手にし、もはや考えられる全てを手に入れた人物です。きっとノーベル平和賞もちらついているとは思いますが、きっとそんなものは大して興味は無いでしょう。
そして彼自身も齢を重ねており、人生の終息に向けて動き出していることも理解しているのだろうなと思います。
なぜあそこまで働くのだろうか、思いを巡らせるときっと彼のご子息や愛する人、そう言った人たちがより幸福に生きられる様に日々を精力的に生きているのでしょうね。
Like/Dislikeが世の中的にはっきりと出ているように見えますので嫌いな人もきっと多いのだろうなとは思います。
私のトランプ大統領に対する印象は頼れる強いおじいちゃんです。こんな人がいてくれたら組織はきっと安心してその存在に甘え伸び伸びと仕事が出来るでしょう。
結局満たされていない人間は利己のために働きます。それはあらゆる取引において多少なりとも不快な残り香を残し、自分も他人も苦しめます。
かく言う私もはっきり言ってまだまだ自分の利益のために働く必要があります。まだまだ余裕が足りません。
でも彼は違う。あとはもう戦い抜くだけの人生、そこに行動における曇りは存在しません。
一気に場の空気を作ってしまうユーモアと余裕、親しみやすくクリアな英語、言うべきことをはっきりと言いあくまで合理的にことを進める胆力。話していて一瞬で興ざめする見え見えのくだらない腹芸なんか使わずにFACTで語るその姿勢。
神からも愛された強運。
これが資本家LV99の姿かと、見ていて本当に勉強になります。
もちろんそこに至るまでには多くのやりたくないこともやって来たでしょう。世の中綺麗ごとだけではまかり通りません。力の弱い人間ほど、汚い手段に頼らないと本人がそもそも生きて行けません。
交渉においてもあらゆる回答を想定し応答パターンを準備して望むものですが、そういうのもまあ所詮は弱者の戦略なのでしょうね。
この調子だと株価も暫く停滞するでしょうね。戦争は良くも悪くも物価高と資産価格上昇をもたらします。でもそんなことは旧世代資本家の都合でありどうでも良いのです。
ここに私たちに向けて提示されている質問はこれです。
Q. 誰かを犠牲にしお金持ちになる世界を望みますか?それともあなた自身の貢献による世界平和を望みますか?
もちろん答えは後者です。例えまた強制労働の世界に戻されたとて、私ならその状況を難なく生き抜くことが出来ます。
政治の世界はとても難しいだろうなと思います。それぞれの立場に立てばそれぞれの言い分には理解可能な背景なり歴史があります。私は日本はもちろん中国も各国も好きですしそれぞれが得を出来る様な取引を模索するのが一番だと思います。
私はコスモポリタンとしての自分に誇りを持っています。
それでもあちらを立てればこちらが立たず、自社の利益を優先すれば他者の利益を侵害し。
そういう中で世界全体を見ながら何とか落としどころを探して行く姿勢、大切にしていきたいですね。日本は幸運なことに海に囲まれた島国なので、ゼロとは言いませんが紛争とは比較的縁遠い歴史を持ち地理的にも非常に恵まれた国です。
対岸の火事、として世界情勢を見ていられる国でもあります。だからこそ平和ボケしていて、この当たり前の幸福に気づけないのですが。そんな中で日本の存在感が最近は薄すぎて政治家にはもうちょっと何とかして欲しいなとは思います。
まあ政治家も大変なんでしょうけどね。誰かがやらないと結局他の誰かがやらないと行けなくなる、というのはまあ会社組織も同じ様なものですよね。
日本もまた世界のバランサーとして機能できる日が訪れることを願いつつ、こうして人生の先輩方の生きざまはこの目に焼き付けておこうと思います。