日々ふとした瞬間に絵のことを考えていると、何だかんだ時間と共に少しずつ上達して来るなと感じます。もちろんまだまだだけどな!
昨日久しぶりの雪の中で車を走らせていて、何故この雪が降る景色を美しいと感じるのだろうかと考えていたのですが、それは
「立体的に展開される雪の情報量」
つまり情報が多いということが絵の美しさに直結するのだなと感じました、ということで早速応用。
情報量の追加はそのまま作画コスト増になりますのでここはもうトレードオフですね。
あともう一つ重要なのが想像で絵を補完させるということです。
例えば白黒漫画ってやたらと絵が上手く見えませんか?あれって色を塗って見るとあれ?なんかそうでもないな、と思うものですしラフに色を塗ると微妙になるのもこれが原因だと思います。デッサンの下手さが色塗りをすることで露骨に出てくるのと、色を塗ることで見る人が自然とより精細な立体を求めるのだと考えています。
つまり絵は見る人が脳内で対象を自動的に補正しているのです。これは情報量が少ないほどに効果を発揮します。
上の絵は情報量は非常に少ないですが、何となく実写の画面を想像してリアルに見えて来ませんか?ちなみにメイウェザー対パッキャオ戦の映像からスケッチしました。
まさに絵の線を太くしたり輪郭線をぼかすと絵が上手く見える現象そのものですね。
私は努めて普段のイラストでは細い線で描く様にしています。絵の出来はシビアになるのですがその方が自分の腕が上がると感じるからです。
最近はそろそろ絵の能力をお金に変えることが出来そうだなと思うようになって来ました。絵は確かに技術も大切なのですが、それ以上に価値やお客様の利益の創出に目を置くべき部分も大いにあります。
既に自分の作品を売り出すことは出来ているのですが、誰かのために絵を描くという作業もやってみたいことの一つです。
例えば広告案件で誰かの商品やサービスを紹介する時に、絵の力を使って宣伝するというのはとても強力な効果がありますが、それはそれでクリエイターとして誰かのビジネスに力を発揮できる喜びを味わっていきたいですよね!
絵の練習を一生懸命しながらある程度しっかりして来たら、それを価値と対価のある立派な商売としていきたい、その思いは揺るぎないものです。
私の能力が誰かの喜びに、そして何より自分自身のやり甲斐生き甲斐につながる。そろそろそういうことを真剣に考え行動に移して行こうと思います。
ってことで皆様も応援よろぴくね(笑)。