今の世の中本当に「表現」をしたい人口が爆発的に増えてきているなと感じます。Youtubeなんて年々参入も増えてますし、イラストの世界でも絵を描く人口ってほんとものすごく増えているだろうなと思います。

Youtubeはどこ見ても登録数⤴再生数⤵だらけ、5年前のYoutubeは今から見ると滅茶苦茶難易度低かったと思います。

絵の界隈は絵を描く人向けのビジネス、セルシス株とかの所謂画材ビジネスや絵描き講座商材ビジネスは盛り上がって行くでしょうね。まさにゴールドラッシュでの金採掘よりも金採掘者向けビジネスが儲かった現象そのものです。

絵を描くって魅力的です。自分の思い描く美を形に出来る喜びと言うのは他にないものであり、それが練習すればするほどどんどん上達して行く楽しさも味わえます。

だからこそ今の豊かな時代それで生計を立てたい供給側が本当に増えているわけで、絵の世界はもう完全に10周くらい針が振り切れた供給過多状態です。

おまけにAI生成イラストも登場。音楽もそうですが例え周りからの羨望を集める主席クラスの天才にとっても表現技巧のみに人生を捧げる人には割に合わない時代でしょうね。私も表現系の分野が昔から好きだったのですが、結局理系エンジニアの道を選んだのは単純に食い扶持が取れると見込んだからです。

物凄くシンプルな判断をしましたし、シンプルなだけに効果はやっぱり抜群でした。資本を持たない労働者階級にとって最優先するべきは夢では無くお金です。これは覆せない資本主義社会における真理です。

供給過多について言うと、日本のアニメイラストの画風が世界的に広がっていて中国韓国の絵描きとか滅茶苦茶上手いですからね。画力で言うと日本の絵描きとのレベル差は圧倒的です。

そんな中所謂美大出で神童と呼ばれる様なレベルの人達でもその技術をお金にするのはほぼ無理ゲーな世の中だと思います。Pixiv見ていると見たことの無いようなレベルの美しい絵がそれこそ溢れかえっています。

それでもそれをお金に変えることは出来ず、絵を描き作品を売って生計を立てたいのに絵の描き方を教えたり絵の手数をこなすだけのサラリーマンになり、それで何とか食い扶持を得るというのが絵描きの世界の現状だと思います。そういうのが最近は分かるようになって来ました。

お金を考える場合に必ず必要になるのは需給の感覚です。

表現者をしたい人口も本当に増えていて、私くらいの小規模チャンネルですら、やっぱり表現をしている人へのありていの嫉妬みたいなものはそれなりに感じます。「お前の表現なんか興味ねえよ」みたいなフィードバックがAnalyticsから生々しく見て取れますし、これって「お前の表現なんか興味ねえよ(本当は私が表現する側をやりたいんだよ)」っていうのが裏に隠れる心理なのだと思います。

そう、結局のところ舞台を見る側よりも舞台を演じる側の方が楽しいのです。

やっぱり色々表現パターンを試しているとウケるのがどういうものなのか本当に良く分かって来るようになります。でも私は原始的欲求ベースのニーズに従うのではなくシーズを掘り起こし皆様のマインドをほんの少しだけ良い方向に変えるお力添えをして行きたいので、僭越ながら私なりの愛情をこめて作品として作って行きたいと思っています。

思えば私もYoutube始めた頃はがむしゃらに「とりあえず1000人超えるまでは何年掛けても頑張ろう」と思っていましたが、結局4か月くらいで5000人を超えいざ9000人になって思うのは「世間受けする物を作るよりも、もっと表現の幅とそれを純粋に発表できる場を増やしたいな」ということです。

ここに確かに数字を追い切れない生存的な面での私の弱さがありつつも、私はやっぱり自分らしくありたいという自分自身の願いを垣間見ます。自己表現というのは心地良いものですし、それに付き合ってくださる方を私は大切にしたいなと思います。

表現できる場所がある、というのはこの世界で最高の贅沢の一つです。それを求める人口はこれからも増え続ける事でしょう。それ自体の富の形は「社会資本」、それを表現する能力としての富そのものは「文化資本」として私は表現しています。

そんな世の中だからこそ大切なのはマネーセンスで、資本主義社会に生きる私たちは「お金を得る」という能力が何より必要不可欠なものです。芸術家こそはこの能力を磨くべきですね。

ハッキリ言って絵や作品をお金にすることはこれからどんどん難しくなって来ると思います。前述の通り供給側が圧倒的な量で溢れかえりこれからも増え続け、無料コンテンツですらも消費しきれない様な世の中です。そしていつか供給側が消耗して減るかというとそれもありません、なぜなら表現そのものが非常に楽しいことだからです。

誰も参入したがらない様なニッチなジャンルで自分なりの立ち位置を築く、という超高難易度な道しか残っていないと思います。エロ同人系のコンテンツが穴場だと色々なイラストレーターさんのSNSを見ていると出てくるのですが、それすらも最近は参入が増えて来ていて厳しくなってきているみたいですね。

SNSの普及により儲かるジャンルは本当に一瞬で食い尽くされる世の中、ニッチにやっていた人たちにとっては非常に厳しい状況でしょう。有料記事に誘導する大手メディアすらも最近は諦め始め、広告貼って少しでも収益を得るモデルに切り替えて行っています。

そんな中それでも表現者として生きて行くための道は間違いなく資産の力、「金融資本」の力を使うということです。その上で好きなことで多少なりともお金を稼いで行けば、投資家として資本主義最強の力を駆使しながら、且つ芸術家として思いのままに表現の世界で生きて行くことが出来ます。

本書はそんな生活を実践している私のマインドとノウハウを集大成したものです。

私は人の幸福な生き方の解の完成形に近いものをもう既に得ているから、それをきちんと書籍にして広めたいと思いました。

芸術家としての生き方を、子供の頃に絵を描くのが楽しかった好きだった、誰かに見てもらえる喜んでもらえるのが嬉しかった、そういう世界に引き戻すためにはお金の力を身に着けることが必要不可欠です。

さあ一緒に「お金持ち投資家芸術家」、という新世紀のジョブクラスを切り開いて行きましょう!

最近はほんと画力よりも味や作品としての魅力が求められている。それでもそれをお金にするのすらもうかなり難しい世の中、そしてそれはこれからもどんどん加速して行く。だからこそ投資の力を上手く活用し、時間と共に成長して行く金銭的富の形を築いて行くことが重要です。
とおる

FIREした元サラリーマンが資産運用収入を土台に様々な事業に挑戦しています。実体験に基づいた情報を発信していきますので、同志の皆様のお役に立てば何より幸いです。 略歴:国立大学大学院卒業後、日系電機メーカ、日経自動車メーカ、外資系メーカで開発業務を遂行。会社勤めの傍ら木造アパート1棟、太陽光発電所2基、株式、現金コモディティ他をコアとした資産運用を8年実施、生活費相当の資産収入を築きFIREを達成。現在は経営者として事業経営の日々。娘1人の3人家族。