この1年半絵を描いてきて、絵描きの世界が何となく見えてきたなと感じています。
絵を描くことの魅力ってやっぱり望む理想の世界を可視化できるということで、その形態はアナログ画材であれデジタル画材であれAI画像生成であれ何でも良いと思います。
掛ける時間と希少性オリジナリティがトレードオフの天秤に掛かっている様な感覚ですね。
その中で絵で商売をしていきたい、そういう人たちは沢山居て、それでも中々実現できないというのが現実だと思います。
やっぱり画力と稼ぐことは切り分けないといけません。画力は一定以上はもうあまり関係無くて、絵を使った総合サービス価値をどう生み出すかがお金を稼ぐということになります。
これ絵描きの世界の微妙な勘違いなんですよね→画力信仰。もちろん上手いに越したことはありませんが、幾ら上手くてもビジネスとして価値を提供する目線を持たないとお金は稼げません。これ分かっている人は分かっていることなのですが、絵の上手い描き方を教えることを商売にしている人たちは口が裂けても言えない残酷な真実だと思っています。
これお金を幾ら持っていても幸福は手に入らない感覚ととても良く似ています。
私も本当はもうこのくらいの画力、所謂Lv10くらいでイラスト業務ももう出来てしまうのだろうなと思っています。絵を描かない人たちって言ってしまうと絵の上手さはそこまで気にしてません。
一応お試しでFLARE YOUR LIFE特別版では私の過去作イラスト集を入れてみたのですが、特典としてはとても魅力的で面白いものだと思います。
誰かの絵を見るってすごく面白いですよ。それって上手い下手ってあまり関係無くてそれぞれの色みたいなものがありますね。
まず最初に魅力的な世界観だったり訴求できる明確な価値があって、そのアイキャッチとして絵があるのかなと思います。その絵にしても絵の上手さよりも世界のデザインだったりキャラクターのデザインだったりが大切で、それを視覚化するために絵の上手さが必要になってくる。
最終的に私たちが見ている商品としての絵は、表面的な上手さよりもその奥の背景の方に価値があります。それを絵として具現化するための画風なり画力はそこまで要らないというか、それぞれどんなパターンでも魅力的なのでしょうね。
企業案件のイラストも結局絵を描くのは誰でも良くて、逆に企業に価値を提供できるのがイラストレーターの名前の価値なのだと思います。広告案件って要はインフルエンサーの名前を企業に売る商売ということになりますね。
Youtubeの方も世界観設計をそろそろして真面目に取り組んでいこうと考えています。
・どういう地域に住んで居るのか
・どういう学校に通っているのか
・ランチの風景など
こういうところから想像力が刺激され、キャラクターとしての魅力も浮き上がり、それがまた傍に置いておきたいタイアップ商品みたいな価値が生まれてくるのでしょうね。
資本主義というテーマと学園物を組み合わせるとものすごく魅力的な何かが生み出せそうな予感はしています。こういうのが創作の楽しさであり、且つ創作で利益を生み出すということなのかもしれませんね。
あらゆるビジネスには存在価値があり、価値があるからお金が払われる。今回の初書籍はそういう意味では良い経験ですし、利益もそこそこ出ていると思います。最終的には時給1000円くらいには出来るかなと思いますし、まあ初作品としては上々でしょう。
ゴールデンウィークは一度筆をおいて休み、また連休明けからイラストレーター活動を再開して行きます。この絵の世界は活動として非常に面白く魅力的なので、ここでどうやって生計を立てられるかを真面目に検討し、その結果をまたYoutubeや書籍の方で共有してい行こうと思います。
イラストレーターって楽しいですよ。まあ今は私はなんちゃってイラストレーターな私ですが(笑)、こうやってちょっと未来の先取りをしている内にいつの間にかイラストレーターになってるやん、っていうのがいつもの私の成功パターン。
人生はもうやったもん勝ちですよ!ということでまだまだ面白作品を作って行きますので是非とも楽しんで頂ければ嬉しいです。
なんかこう上手く、買って良かったこれ絶対価値出るわ、みたいなものを創って行きたいですね。