少子化、これは人類全体が抱える由々しき問題ですね。
まあこれからのAIロボティクス時代において必ずしも人口成長が必要で正しいとは考えていないのですが、目線を人の幸福に移すと子供を持つというのはやっぱり必要不可欠な要素だと思います。
これから世界中で間違いなく起こって来るのも少子化であり、違うのはそれが早いか遅いかというだけのことです。且つて世界一裕福だった日本と言う国はもう既に成功に満足してしまった国であり、世界の最先進国であるという面を裏付けるものです。
日本は衰退国なのではなく成熟国なのでありこの少子化現象もまた自然の摂理なのかもしれませんね。
さて、この子供を作るタイミングと言うのは非常に悩ましい問題だと思います。
幾つか心得ておくべきことは
・若いほどに子作りは有利。遺伝的に健康な子が生まれる確率が上がる。
・子供を持つと価値観は根本的に変わり、自分の幸福よりも子供の幸福を優先する様に。
・子供を持つと成長的戦闘的な一面はかなり弱くなっていく。
これらは子作りを考える上で非常に大切なことで、若いほどに子作りは有利とは言え子供にお金がかかって来て資産形成が疎かになりがちというのも事実ですし、ガツガツ自分の成功を追い求めるモードには入れなくなるのでその分だけ成長スピードが落ちるのも避けようがありません。
私自身も子供が出来てからもう性格も目線も全然違うものになりましたし、昔ほど自分の成功とか快楽には興味がありませんしそれより何より子供の笑顔が最高に価値のあるものだとこの目には映っています。
それは自分の子供もそうですしどこかよその子でも一緒です。子供は本当に可愛くいじらしく、守ってあげたい対象なのです。これは本能的なもので人は基本的にこれに抗うことは出来ません。
そうすると子供を作るのはやっぱり遅れがちになってしまうものの、やっぱりある程度の経済的余裕と自己実現を果たした後に子供を作る、という解が妥当なものとなって来ます。
あとはもう若さとのトレードオフであり、男性であれば35歳、女性であれば30歳辺りが一つの区切りになって来るのかなとは思いますね。もちろんその後も子供は出来ますが、それでももう5年がせいぜい良い所かなと思います。
現代社会のシステムはまだまだ子供を持つことが本当の意味で民主化された世界ではありません。一般的には結婚というハードルがあるのも事実ですし、ひとり親で誰もが子育てを出来るほどには社会的な仕組みや価値観が醸成されているわけでもないと思います。
結婚もパートナーづくりも無しの代理母による子作りもまだまだ社会的心理的壁があるというのも事実だと思います。それでも何としてもいつかは子供が欲しい、もしかすると今は欲しく無くても将来は欲しくなるのかもしれない、そういう場合は精子や卵子の凍結保管サービスをなるべく若いうちに行っておくことを考えるのも一手だと思います。
そうして暫く待てばその間に社会環境そのものが変わっていくことも十分に期待できるはずです。
やっぱり子供を持つことほど幸福なことって私は知りませんし、曇り一つない笑顔で「大好き」なんて言われた日にはATフィールドが完全に消え去ってもう守備力0になりますのでもう抗い様の無いものの存在を理解する羽目になります(笑)。
別に社会の発展のためとかマジ心の底からどうでも良いです、「自分の幸福のために子供を持つ」ということを真剣に考えて行きましょう。もちろんそれだけが幸福でもありませんし子供を持たない選択自体にどうこう言うつもりも有りません。
子供の頃の自分とよく似た可愛らしい顔の子供が、人形みたいな小さな顔と体で精一杯生きている。
この愛おしさは本当に「筆舌に尽くせぬもの」ですね。