この1年半FIREに軸足を置いた生活をしていてほとほと理解したのが、戦いの無い人生の退屈や行き場の無さ、不安の様なつかみどころの無い心理的ネガ要素です。
これ自体は育児休暇時代に理解していたので分かってはいたのですが、改めてやってみた時にこれを痛感し、だからこそ私の発信は「FIRE自体を目的とすることは否」としています。
経済的自立とその先の起業と言うのは必ずセットで必要になって来ます。
FIREを肯定推奨することは社会の不幸を増やす行いである、私はこれを理解しているのでFIRE+とチャンネルタイトルを付けFLARE(経済的自立の先で好きな事で起業)を推奨しています。
極論これしか解がありません。
SIDE-FIREでも良いかというとやっぱり違うなと思うのは、主体性を捨てたサイドワークで人生を満たすことは出来ないと考えているからです。それならフルタイムでサラリーマンした方がマシで、給料も高いし社会保障も手厚いし組織帰属の安心感もある、仕事の負荷は上司と相談するなり転職なりで解決できます。
人生には戦いが必要だなと思うのは、それにより人の精神は安定を保ち困難に対しても不幸に対しても強い耐性を維持できるからです。
これもまたやってみた人にしか語れないことですね。
資産収入による経済的自立、これにのみ依存する人生の問題点は不確定要素に対する際限なき不安です。市場の大暴落、大規模な天災、政治システムの大幅変更、自身の健康の欠如。これら自分ではコントロールできないことに対して脆弱になり、その不安を抑えることはいずれ出来なくなって来ます。
だからFIREを目指してそれを達成した後は暫くは遊んでも良いとは思いますが、それに満足した先での選択は二つで
・サラリーマンに戻る
・起業で事業主や社長人生を始める
これしかないと思います。適度なバイトやちょっとした仕事で満足できるかというと、それは一時的に子育てや趣味にリソースを割きたい場合の対処療法的策でありその先はやっぱり上記二つの選択となって来ると思います。
戦いの辛さってやっぱり相手を苦しめることで奪い取る利益というサラリーマン世界でもありがちなその生き方の方針そのものの中にあると思いますので、そうではなく自分の人生と戦い利益を自ら創出する様な戦い方をすれば良いと思います。
いずれにせよ挑戦や克服、修行に飛躍は人生に必要不可欠。戦うことを忘れずに常時70%くらいの出力で運転していれば、先述のFIREの持つネガ要素を払拭できるはずです。
人生なんてちょっとしんどいなと思うくらいが丁度良いのです。何もしないでいても不幸なだけですね。
私も一先ず退屈を感じない様に事業に関わる活動を常に行い、レベルを常に上げながらこの起業ロードを邁進して行きたいと思います。ということで今日は東京で不動産セミナーに取材参加して来て市場ウォッチングしてきます趣味がてら(笑)。
不動産も買う側より売る側の方が絶対面白いので、ここもまた一つの研究領域ですね。