木曜日は一週間の動画を出し終えて金土と大抵お休みモードにしてます。

この余白が大事なんですよね、この休んでいる間に頭の中で様々な情報が熟成され能力へと変換されていきます。

とは言え大抵は釣りに行くか絵を描いてるか動画の台本を作るかなのですが(笑)。

イラストは線画を書いて下塗りするまでが一番大変で、あとはもう描き込むほどに修正するほどに良くなっていくので、結構時間を忘れて没頭してしまいます。

ここまで出来たらもうあとは描き込みを楽しむだけ。時間をかけるほど綺麗になる。

本当に細かい顔の輪郭線とか顔パーツの描き方でもう全く出来が変わって来るのですが、絵を描くって本当に繊細な作業だなと感じます。

本当にちょっとしたコントラストの違いとか、影色の出し方とか光の散乱のさせ方で絵の印象がガラッと変わります。目の色にちょっと肌色のブラシを掛けるだけで実在感とか透明感が全然違ってきます。


あとはもうどういう絵柄でリアル系、過厚塗り系、アニメ塗り、デフォルメ度合いと無限にパラメーターがある。

なるほど絵を10年も20年も描いている人たちがいるのも頷けますね。

あと絵が難しいのって上手ければ魅力的なわけでも無くて、何と言うか立体に忠実に描けば描くほど何とも言えない味気なさみたいなものが出てきます。

あの感覚何て言うんだろ・・・

美少女イラストの斜め顔とか顕著で、耳が目の近くにある方が可愛く見えるという不思議。


この絵は分かりやすい。こういう比率の顔の人間はいないし顔の厚みがかなり薄い(耳と目の距離がほとんどない)けど、イラストとして見るとこうした方が可愛らしく見える。

絵が上手くなればなるほど絵描きとしては売れなくなると言われることもありますが、それって要はデッサンや立体に物理的写実に忠実に描けば描くほど絵の魅力が消えて行くということなのでしょうね。魅力的な絵ってやっぱりキャッチ―な絵なのでどこまで単純化するかとか記号化するかってかなり重要です。

実際やっぱり心を掴む絵って上手い絵じゃなくて一目見て「良い」って思える絵なんですよね。癖を感じる絵という言い方が一般的ですが、まさにその通りで抗えないものを感じられるのが良い絵です。

一回見ると満足しちゃう絵と、何回も見たくなる絵の違いにはやっぱり何か秘密があるのは確かです。

それは写実に忠実に描こうとしても絶対に出て来ないもので、上手く描こうとすればするほど遠ざかる何とも掴みようの無いものですね。

なるほど絵は10年掛かるわけだ、でもそれで手にした画力は何にも代えられないアイデンティティとなります。顔が良いのと魅力的な絵が描けるのって同じくらいの価値があるなと最近は感じます。

ここに投資価値あると思うからこそ、まだまだ絵は上手くなる、というか魅力的な絵を描けるように楽しみながら描いて行こうと思います。

なかなか攻略しがいのあるゲームだわ。

とおる

FIREした元サラリーマンが資産運用収入を土台に様々な事業に挑戦しています。実体験に基づいた情報を発信していきますので、同志の皆様のお役に立てば何より幸いです。 略歴:国立大学大学院卒業後、日系電機メーカ、日経自動車メーカ、外資系メーカで開発業務を遂行。会社勤めの傍ら木造アパート1棟、太陽光発電所2基、株式、現金コモディティ他をコアとした資産運用を8年実施、生活費相当の資産収入を築きFIREを達成。現在は経営者として事業経営の日々。娘1人の3人家族。