私は資産のコアに不動産を置いています。
不動産は確かな実物資産であり、住む場所と言う実体価値を持ち部屋を貸せば収益源ともなり、もちろん自分が住むことも出来ます。
そしてインフレと共に土地値も上がり建物価格も上がり、経済ショック時にも比較的下落が小さいという実績を持ちま合わせます。
それでも現在は不動産を積極的に買い増ししようとは考えていません。私としてはまだまだ買い増ししたいのですが現在は難しい相場ですね。
不動産価格の実需層に合わない上昇
私も自宅兼オフィスに使えそうな区分マンションや収益アパートを色々と探している中で、いやいやこれ高過ぎでしょと感じることが多くなりました。
そして何より不動産は上がっているから買おうという話をそこここで見聞きする様になりました。これは不動産価格の過熱感を顕著に物語ります。
ついぞ10年前はデフレ下の不動産価格長期下落により不動産は非常にお買い得でした。実際あの頃は誰が何を買っても今やそのほとんどが利益を出していると思います。
結局投資で利益を出すために大切なのは買値なのです。それは資産の王様不動産であろうと変わりません。
今は金融緩和と海外マネーの流入により不動産は実需層である私達日本人がまともに買えるような状況ではありません。私の近所ですら新築戸建ては6000万円を越えてきています。
35年ローンで払ったとしても年収1200万円くらいは無いと支払いは厳しく、一体誰が買えるのだろうと感じています。
そして世界的な経済停滞による日本への流入マネー低下、これから確実に起こる日本での金利上昇。不動産価格を下落させる要因は沢山あります。
今は慎重になるべき時、私はそう判断しています。どちらかと言うと金利上昇による価格下落に備えて現金の温存や繰り上げ返済の準備を進めることが不動産投資の最も適正な行動だと思っています。
それでも不動産購入は進めて行く
とは言え世界の不動産価格を見るとまだまだ日本は相対的には安いです。もし世界と同じ路線を進むのであれば長期的にはまだまだ上昇するはずです。
東京都心であれば30年後には今の2~3倍くらいの価格にはなるかもしれません。短期的には下落したところで長期で見ると下がるというのは考えにくいかなとは感じています。
私自身もいつかは東京に不動産を欲しいと思っているので、キャッシュフローが釣り合うのであれば積極的な購入を進めていきたいですね。自己資本さえあれば不動産は非常に安定した有望な投資先であることに変わりは有りません。
また生活の楽しみのために海の近くに戸建てを買ってカーポートで愛車を眺めたり、庭でガーデニングしたりしたいです。
そのためにも日々市場をウォッチングし現地訪問を重ね、長期的に不動産資産を増やせるよう調査と自己資本構築を進めていきたいですね。数年以内にまたチャンスは必ず訪れます。
不動産は運用により時間と共に利益を積み増して行くアセットなので、下落を待つか早期に購入して運用益で相殺するかで言えば無理の無い金額であれば購入するのが良いと考えています。
時間の利が高値掴みの損を上回る様であれば買いです。
これからも不動産を資産のコアに据えると言う考えで資産形成をじっくり進めていきたいと思います。