今まで半年掛けて200~300百枚の絵を描いてきました。少しずつ絵の本質が見えてきた気がしています。イラストの魅力って何だろうと俯瞰的に考えることが多くなって来ました。
半年ほど前のイラストと今のイラストを見比べると、確かに細かい技術的なところは多少改善されているのですがやっぱり本質的な表現の部分は変わっていないなと感じます。
絵の魅力とは何かをもう少し言葉にしてみたのですが、
・ごまかしようの無い純粋さ。
・一生懸命さ。
・心象、インスピレーション。
・パワー、力感。
・繊細さ、儚さ。
・絵に込めた意図、メッセージ、解釈の余地。
・情報量。
・立体感、そこにある感
・デッサン、構図、パース、陰影表現、色彩、線、美術解剖学などのテクニカル。
最後の技術面のところは時間さえ掛ければ出来るところで、多分ここは芸術における創造性や価値とはあまり関係の無い領域なのだと思います。技術はもちろん大切ですが、本質的には絵の土台を支える裏方の一人なのでしょうね。
絵の技術的な側面の本質と言うのは「不快感を取り除く」ことなのだと思います。その上で、描きたいものが思いっきり前に出る、これが絵の本質的な魅力の源なのです。
それでも人を描く場合は顔も体も崩れ過ぎていると絵として成立しないので、やっぱり土台としての重要性に疑いの余地はありません。意図して崩すにしても先ずは基本が出来ることが大切ですね。
ということで技術面は日々練習して積み上げます。技術面はどうしても時間が掛かるので、ここはもう練習有るのみですね。
結局は目で見て感じてきた人生そのものが絵になって来る
手を掛ければ良くなるというものでも無く、思い付きのままにサッと描いた方が良いことも多々あります。これって絵だけじゃなくて執筆など創作領域では当たり前の様に起こることですね。
だから創作家はスランプと必ず付き合うことになる。方法論として確立できるほどに、芸術の世界は甘くは無い。出来るのはあくまで技術面のみ。
では何が絵を描かせるのか?それはやっぱりその人の感性であり価値観であり、もっと言うと人生経験なのだと思います。
そこに自家出版の価値があると思っています。商業用のイラストを描くとなるとやることは単純且つ万人受けを狙い作品の顔ともなる整ったものを作る、且つ再現性の高いものとなるのでその単価も必ず下がり商売としての成立は少し難しいかなと思います。
AIイラストとの勝負になる領域では戦うべきではありませんね。著作権フリーのイラストのレベルまではAIは本当に秒で追いついてきます。
感性表現の追求、音楽で自動演奏に何も感動しない、3Dアニメに魅力が無いのと同じで、人の表現に機械仕掛けは突いては来れません。絵で技術にこだわるのは、英会話で文法にこだわるのと多分全く一緒。そこじゃない!みたいな。
如何に言いたいことを、自分らしい言い回しで、独特な感性の中に嗅覚を想起するフレーズを歌う。これが私にとっての英会話です。すぐに思いが伝わります。
この辺りが絵の本質的な魅力のヒントとなるはずです。絵を描く所作をタッチで表したりと、表現の幅は人の数だけあるはずです。
それを自己ブランドで出せばそれが唯一無二のものとなる。そこに希少性と価値が生まれる。
ということでイラスト集販売に向けて頑張って行きたいですね!Youtube動画を再編集したFIREアニメとか漫画小説ラノベでも良いと思っています。
経済活動とのリンクを持って私のイラスト活動に命を与えて行きたいですね!今はYoutube採用のみですが、ここを多方面に展開して行くのも今後の私の課題です。