最近ふと気づくと田舎の不動産や郷土文化に関心が言っている自分に気付くことが多いです。
昔からもちろん観光資源としての新鮮な魚介類を活かした料理は好きですが、それにしてもふと違和感を感じます。
現在田舎の不動産は非常に安値で取引されていますが、かたや田舎の環境的な恵みには数値化可能な価値があります。現在の実勢価格と本質的な価値に差異がある可能性が非常に高いです。
その感じる違和感を文章にまとめてみたいと思います。
田舎に価値を感じ始るこの違和感を具体化してみた
田舎の特性、それは以下にまとめることができます。
①経済環境
人口密度が低いため土地は安く、総じて家賃も安いです。仕事が少なく給料も安い。収入を支える副業は必須。食費は自分の作った作物やおすそ分けでそんなにかからなさそう。電気ガスは高くつく。車も必要で費用が掛かる。
②豊かな食事、自然の恵み
基本的に水も空気も綺麗で食事も美味しいです。手軽にアユやモクズガニ等の天然食材にも触れられるでしょうし、その品質も都会の劣化したものと比べると非常に高い。自然が近い分虫も多いので、その点は苦手な人は辛い。
③不便な交通網
車が無いと生活できず、燃料代維持費も高くつきます。車無しで電車バスでどこへでもいけてしまう都会と比較してしまうとこの点はデメリット。出勤先が都心の場合は実質的に田舎暮らしは無理。
④密で難しい人間関係
田舎は助け合い、支え合いで生活が成り立っているため、あまり自分勝手に地域のイベントをさぼったり近所付き合いを疎かには出来ない。また他人の心象や噂に気を使う必要がある。得意な人には大丈夫でも苦手な人には耐えがたいでしょう。
上記を見るに②に価値を見出し、他の①、③、④のデメリットを上手く打ち消すことが出来れば田舎での暮らしは楽しいものになりそうですね。
田舎での生活にエンターテインメント的な価値を創出し、そこを上手く事業としてサポートできればビジネスチャンスはまだまだ転がっているでしょう。
田舎に移住者用のコミュニティを土地毎購入して形成し、最も対処の難しいであろう④に対する対策とコミュニティを支える事業を地域の雇用創出に繋げられればここには大きなビジネスチャンス、というか社会への価値提供の機会があると思います。
既にこういった観点に着眼している会社もありますね。無印良品など。
田舎暮らしが現代の最適解になり得る可能性
こういった長所短所をしっかり理解し、リモートワークやフリーランスを活用した田舎での生活はこれからのメガトレンドになる可能性があります。まだまだ実践しているのは好奇心の強い少数派の方々だけです。
私の場合はどちらかというと都会での生活が気楽であり、田舎はたまに楽しむサイドライフ的な位置づけであくまで高コストで快適便利な都会暮らしを好みます。
今後の事業の一端として、田舎の好ましい土地に大き目の居住用不動産を購入し住宅の提供だけではなく細やかな生活の提供をサービスにするのも良いかなと考えています。あまり大々的にやると地域の権利者との調整が大変そうですが、住民用掲示板等を活用した小さなサポートサービスだけでも移住者にとっては大きな安心感に繋がると推測します。
日本と言う素晴らしい国をよりよく出来る様な小規模事業を模索していきたいと思います。
それでは本日もありがとうございました!