私は元々某自動車メーカ出身で、私が持つ根底的な価値観の多くはその会社で学んだものです。今でも非常に役立っていて色々な局面での判断において意識的無意識的に大きな影響を受けています。
そしてそのM・M思想と生活費の設計は何となく相性が良い考え方の様に感じましたのでそれを書いていきたいと思います。
人間中心の生活費設計
個々人の生活に割ける費用も、その方向性や重点的に掛けたい費用はやはりその人次第だと思います。
つまり安ければ良い、高くて豪華なら良いと単純なものでは無いはずです。
その中で私にとっては「軽量である」ことは非常に大切です。機動性は私にとって人生のテーマの一つで動きが取りにくい状態は好ましい状態ではありません。それは今の変化の激しい時代においても、もちろんそれは過去から現在に至るまで変化に柔軟に対応できるというのは原理的な価値の一つです。
環境に柔軟に適応できる生物が生き残れますし、その上で機動的で軽量であるというのは非常に重要になって来ます。
その観点から生活における固定費や居場所の柔軟性が如何に大切かが浮き彫りになって来ます。
そして導き出される
・住居費:家は売りやすく廉価でコンパクトである ⇒生活に必要十分な広さで値段の落ち着いた廉価な築古区分マンション。
・光熱費、通信費:費用に柔軟性があるため創意工夫は大きくは発生しない。 ⇒使いたい時は遠慮なく使う。
・食費:費用に柔軟性があるため創意工夫は大きくは発生しない。 ⇒食べたいものは遠慮なく食べる。
・衣服、生活雑貨:費用に柔軟性があるため創意工夫は大きくは発生しない。 ⇒着たいもの、使いたい雑貨は遠慮なく買う。
・自動車費、交通費:費用に柔軟性があるが車を保有する場合は維持コストを意識する。 ⇒車は小型コンパクトで廉価なもの、維持費の安いもの。若しくは売りやすくリセールバリューが高い車。
・教育費:教育費に費用を掛けるというよりも教育を行う環境を整えることが大切 ⇒創意工夫により費用自体は無理の無いものにする。
・医療費:医療費の削減につながる健康への投資が大切。 ⇒日々の生活改善を行う。
・年金社会保険費:費用に柔軟性が無くほぼ固定費 ⇒年金保険は固定費、それ以上の支出は投資対効果と相談。
やはり生活においてMechaと言える家や車、そして土地居場所がMecha側の中心的な部分となり、ここを機動的に柔軟に、そして軽量コンパクト低コストに仕上げると良いことが分かってきます。
そして基本的な生活費からさらに将来への貯蓄や日々のレジャー費用は
・貯蓄、投資、老後費用:費用と言うよりは資産が少しずつ増える範囲で行う ⇒将来を考え出来る範囲で無理なく今の楽しみとのバランスを考える。
・レジャー費用:費用に柔軟性があり仕事そのものがレジャーともなる。 ⇒ここはレジャー次第であるが余裕があれば使えば良いしなければ近所の散歩でも十分。
こちらは将来の余裕と今の楽しさをバランス良く取っていきたいですね。
生活費を考える上で自分自身を大切にする
上記を鑑みるに生活費の設計においては住居費と教育費、自動車交通費が人によって大きく支出額が変わって来るところになるのはやはり一般的な通念と変わりません。
そこを軽量柔軟をキーワードに考え生活費を普遍的な考えの元に設計しましょう。これらを全て入れると私は大体毎月30万円となり、年間で360万円となります。
そしてそれを純資産運用利率税引き後7.5%としたときに現在の純資産額6390万円×0.075で479万円で純資産資産運用手取り収入が生活費を上回っている状態です。
まだ余裕はありますが如何せん運用収入は増えたり減ったりで不安定ではあるので、私としてはこのくらいが心地良いと考えています。
あとはこれから起業しセルフビジネスを運営する中で出る利益を豊かな生活にAddonしていきたいと考えています。もちろん利益が出れば良し、出なければそれは使わなければいつでも無理なく日々を過ごすことができます。
無理に安くするのが目的では無くいつでも人生を自分らしく動かすことが出来る生活費の設計、それが生活費へのM・M思想適用の基本的な考え方です。
私はこの辺りが居心地の良い生活費ですが、さらに軽量化を目指し20万円以下に抑えるとスポーツカーの如くきびきび走り機動的な人生を若々しく過ごしながら且つ資産形成も急加速します。それはそれでエキサイティングで楽しいものになりますね。
インフレだからと無理して生活費を抑えよう抑えようとするのではなく、自分自身を中心に考えて長く続けられる生活費の設計をしていきましょう。