とおるの資本家日誌 / Way to be a capitalist

FIREした元サラリーマンが資産運用と事業経営での資本家ライフ実現を目指すブログ。FIRE生活、資産運用、起業&事業運営について日々更新!(資産運用状況はプロフィールの方に移しました)

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未来への備え

セミリタイヤ人口が増加した未来に対する備え

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おはようございます。Toruです。

先日三菱サラリーマンさんのブログを拝見していたのですが、素直に思ったのは人ってその生活環境の中で同じようなことを考えるようになるものだなということです。読んでいて共感するところが非常に多かったです。

私の周りの新人君たちもみな一様に、仕事はほどほどにのんびり暮らしたい、不労収入が欲しい、やりたくないことはしないという趣旨の発言をしています。まあ別にそれはその人の価値観なので否定をする気は無いです。

そういう意味では今の時代のトレンドであるセミリタイアというのは若い方なら多くの方が目指す道なのでしょうね。そうするとその先の未来の潮流を読み、適切な布陣を以て備えておくのが正解です。

日本は現在とても恵まれた国です。日本の快適性というのは海外に住むと身に染みて分かります。仕事で長期滞在するといつも感じるのは早く日本に帰りたいなということです。幼少期をイギリスで過ごし、公私で海外慣れした私ですらこう感じてしまうのです。

基本的に道行く人は善人であり、買い物ではみなきちんと列に並び、建物や公共施設は清潔、生活インフラが途切れることもほとんど無い。

私の日々の一番の楽しみは近所の散歩をすることなのですが、それは安全がほぼ確保されていて、疲れたらコンビニで休憩し、狭い国土の中で必要な施設が適度に密集し、道路や家車はきちんとメンテナンスされて綺麗に保たれているからだと思います。

これは一重に我々の先輩が築いてくれたからなんですよね。

私は日本をこれからも豊かな国にしていきたいと考えています。少子化などからくる悲観論は随所に散見されるのですが、一国民として素直にそう考えています。一人一人が出来ることがきっとあるはずです。

セミリタイア層の増加の先にあるもの

例えば極論にはなりますが、国力の源となる日本トップのグローバル企業の従業員が若いうちからセミリタイアしたとしましょう。

そうすると当然企業には手足を動かせない老人ばかりが増えていくことになります。自然と会社の革新は滞り国際競争力は落ちていくでしょう。

そうすると国の貴重な税収である法人税収入が減り、公共施設への投資も滞り始めます。

その時にセミリタイアした若者は消費もほとんどせず山奥に暮らしていたとしましょう。

私も今の時代に個人の利益を最大化するなら田舎のぼろ家で暮らすのが正解と思います。
南伊豆の方に住んで毎日釣り三昧しながらリモートワークも実際出来ますしね。

そうすると国内の需要、特に主要産業である高級住宅需要は更に減りそれが更なる負のスパイラルを生み出して次第に国が傾いていきます。

セミリタイア層というのは短期で大きな収入や資産を築く能力が高くベースが非常に優秀ですので、恐らく市場に価値を提供することはできると思います。

しかしながらそのセミリタイア層が消費をしなくなってしまうと需給のバランスが取れなくなってしまいます。

段々とセミリタイア層がMinorityからMajorityになってくると供給ばかりが溢れ需要が滞ります。結果的に過度にセミリタイア層が増えてしまった状況ではセミリタイアは出来なくなるのかもしれませんね。

現在の豊かな日本があるからこそ、セミリタイアという日本の社会インフラや日頃国のために一生懸命働いている大企業にある意味頼った生き方が出来るのかもしれません。そんなことを考えてしまいました。

まあ少し飛躍しすぎた見方かもしれませんね。きっと国とか企業のお偉いさんはもう少し昔みたいにがむしゃらに若者に働いて欲しいな・・・とか考えているんでしょうね。なんかそんな気がします。

人々の生き方が変わればそれはそれでまた新しい社会が形成されると思いますが、これからの30年は特に顕著に旧来の社会と新しい考え方が共存する世界になるはずです。その中で自分なりの美しいライフスタイルを築いていきたいですね!

この中期での生き方として、やはり海外資本からの収入確保は必須だと考えています。外貨建てで配当金を毎月20万円分も確保できていれば日本がどの様な方向性に進んでも困窮することは無いはずです。

ということで私個人としては先ずは娘が小学校に入るまでの7~8年で世界株への投資総額を5,000万円まで引き上げるのが目下の目標になります。

田舎に暮らして海外資本からの収入で暮らす。これが出来るか出来ないかで豊かで幸せな暮らしを送れるか、それとも僅かな給料であくせく働くことになるかが変わってくると考えています。

経済を支える義務と経済活動の自由のバランス

人類が共同体の中で生きている以上は公への貢献というのは考え方として常に持っていないといけません。それはどのような社会になっても不変の条理だと思います。

一人一人が現在の恵まれた日本社会から利益を享受するだけのTakerになってしまうと社会が崩壊します。

ですので過度に節約ばかりをせず、好きなことにはしっかりお金を使って日頃幸せを提供してくれている好きなお店や好きな会社に恩返ししましょう。それは長い目で見たら子供世代のためにもなります。

私はアニメが好きなのでお金使います。車や携帯電話は海外製ばかりですが・・・
宇宙よりも遠い場所公式HPより引用

私自身も資産を築き上げるまでは消費は抑え込みますが、一旦築いて子供も大きくなってきたら自分が価値を感じるものにお金を贅沢に使う生活にシフトするつもりです。

もちろん投資によって得た利益に対する税金や収益不動産の固定資産税等を支払うのも立派な社会貢献です。我々セミリタイア予備軍はBtoB(という言い方が正しいかは分かりませんが)の消費が多いと思いますので、少なくともそこに対する消費は必要であれば積極的に行っていきたいですね。

本当は国内株にもっと積極的に投資をしたいのですが、これからの国内企業の衰退が概ね見えている以上少し難しいかなと感じています。それでも何とか頑張って欲しいので、1,000万円を投資総額の目安にしています。

そんな考えを頭の片隅にでも持っていると社会はきっとこれからもっと素晴らしくなると思います。

それでは本日もありがとうございました!

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FIREした元サラリーマンが資産運用収入を土台に様々な事業に挑戦しています。実体験に基づいた情報を発信していきますので、同志の皆様のお役に立てば何より幸いです。 略歴:国立大学大学院卒業後、日系電機メーカ、日経自動車メーカ、外資系メーカで開発業務を遂行。会社勤めの傍ら木造アパート1棟、太陽光発電所2基、株式、現金コモディティ他をコアとした資産運用を8年実施、生活費相当の資産収入を築きFIREを達成。現在は経営者として事業経営の日々。娘1人の3人家族。