思い返せば6年前、富裕層を目指すなら大富豪の投資術に書かれていた安い家に住むことの重要性。
当時読んだときに、いやいやそれはちょっと無理でしょ。正直な感想はそんなと感じでした。
ですが実際に1600万円の中古マンションに住み、毎月の住宅ローン返済額が給与収入の10%未満である生活を続けるうちに段々とそれが真実であることを理解していきました。
当時私自身もまさか純資産が5000万円に到達するなど夢にも思っていませんでした。
著者のマーク・モーガン・フォードさんは現在は大富豪ですが、資産形成を始めた頃は家族のいるごく一般的な低年収のサラリーマンでした。
そんな方のアドバイスですので我々一般市民にとって金言となることは確かです。大富豪の投資術はまさに金言集です。今でもたまに読み返します。
この本に書いてあることが実践できれば間違いなく富裕層の仲間入りを果たすことが出来ますので、気になる方は一度手に取って読んでみることをお勧めします。
今日筆を執ったのは別に本の宣伝をしたいのではなく、安い家に住むことの重要性を理解することが資産形成において最も重要であることを伝えたいからです。
恐らく一般的な上場企業勤務の家族持ちサラリーマンであれば以下の様な家を購入すると思います。
・価格5000万円(諸費用込み) を頭金無しのオーバーローン、金利0.7%の期間35年で購入 。戸建てであれば駅徒歩20~30分、バス便で数分、マンションであれば駅徒歩10分少々。
毎月のローン返済が13万円、修繕積立金や管理費が2万円、固定資産税が2万円で毎月17万円ほどでしょうか。
大して町外れの築古中古マンションを購入したとします。
・価格1600万円、頭金無しのオーバーローン、金利0.7%の期間35年。駅徒歩15分。
毎月のローン返済が4万円、管理費修繕積立金が2万円、固定資産税が1万円で毎月7万円です。
ここで毎月寝ているだけで10万円の可処分所得の差を生み出します。
5万円を投資積立に当て、5万円で毎月豪華な温泉旅行を楽しめます。人生を無駄にすることは決してありません。リフォームすれば普段の使い心地は新築と全く変わりません。
中途半端な立地のマンションや自宅を買っても値段は上がりません。町外れの築古物件は値段が落ち切っているので落ちません。しかし得られる毎月のキャッシュフローマージンは天と地ほどの差があります。
これが将来の資産額を決定づけます。
他の細かな節約も無駄とはもちろん言いませんが、この家の見直しと比べると微々たるものです。これ一発でお金の問題はほとんどが解決します。
家にお金を使うかどうかはその人の価値観ですのであまり言うべきでもありませんが、正直高額の借金を背負ってまで手に入れる価値のあるものでは無いと思います。
「今の家を売って安い場所に引っ越してください」。本にはこういった趣旨の文言が書かれています。
これが出来る方は将来ほぼ確実に資産家となれます。
そこまでせんでも、と思われるかもしれませんが大丈夫です。私もそう思いました(笑)
そんな簡単に引っ越せるかよ、と思います。
ですが現在の資産的余裕、育児休暇を取っても全く平然と毎日ゼノブレイド2を遊んでいられる資産を手に入れられるのであれば十分に実践する価値はあると思います。
金持ち父さん貧乏父さんを一緒に読んでおくともう完璧です。
あとは色々な本が世の中に出回っていますが、内容はそこまで変わりませんね。
私も金持ちサラリーマン貧乏サラリーマンみたいな本を書いてみようかな。私は幸い両方経験しているので一人で全部書けます(笑)
それでは資産形成の参考になりましたら何より幸いです。